WORK FLOW 工事の流れ・施工方式

安全な施工を行うために…

【外部改修工事 工事概要について】
どのような建物でも年月の経過と共に
劣化が進行します。
必要に応じて改修工事や修繕工事を行うことで外観だけでなく
躯体の寿命をも延ばすので、
長期的な視点からも資産価値の維持に
役立ちます。

外部改修工事概要

①仮設工事
・本足場設置・解体
②外壁調査工事
・劣化部位の計測・記録
③下地処理
・調査記録に準じた、ひび割れ、爆裂補修
④シーリング工事
・開口部、打継、取合い部の更新
⑤塗装工事
・外壁塗装 エスケーププレミアムシリコン
・石材調多彩塗装 グラニクイーンローラー
・鉄部塗装 クリーンマイルドシリコン
⑥シート建材工事
・磁器タイル脱落防止 グラニピエーレ御影石調
⑦屋上防水改修
・超速硬化型ウレタン防水
・通気緩衝工法 SPT–200工法
・密着工法 G–0R–S工法

施工事例

  • before
    after

施工の流れをご紹介致します。

1.仮設工事(外部足場の組立・解体)

①仮設工事(外部足場の組立・解体)

本足場による安全性の確保
大規模改修工事においては、長期間、高所での作業を行うため、
労働者の安全確保、第三者の安全確保が最重要です。
  • 足場の強度・耐風計算
  • 墜落・転落・飛来落下対策
  • 避難経路、安全通路の確保
法令順守
足場の組立は、細かく法令(労働安全衛生法etc)で
定められております。
  • 作業計画の届け出
  • 道路占有、道路使用届
  • 作業主任者の選任
  • クレーン設置届

①仮設工事(外部足場設置状況)

足場材搬入
足場組立
壁つなぎ(倒壊防止)
クレーン荷上げ
安全工作・シート養生
足場完成
2.外壁実施調査

②外壁実施調査

打診調査
  • 専門技術者が打診棒を壁面に当て、先端を転がす事による反響音・感触により
    浮き等の異常を判定、その結果を記録します。
目視調査
  • 専門の技術者が壁面の状態を目視で確認します。
    壁面のクラック、爆裂、エフロレッセンス等の異常・劣化を確認、記録します。
付着強度試験
  • 研建式付着力試験機により、下地コンクリートと既存壁面仕上材の付着力を測定します。
下地処理方法の検討
  • 調査結果から、下地処理方法や実施数量を検討します。

②外壁実施調査状況

塗装面打診調査
タイル面打診調査
ひび割れ計測
マーキング
塗装面付着力試験
タイル面付付着力試験
3.下地処理工事

③下地処理工事

ひび割れ処理
  • コンクリートは、地震など外的要因のほか、材料収縮によるひび割れが長期間発生するため、
    定期的なメンテナンスが必要です。
  • ひび割れを放置しますと、外壁からの漏水、仕上塗材の剥離、鉄筋の腐食など建物への負担が
    大きくなります。
  • 処理方法は、自動低圧注入、Uカットシール、シール工法などがあり、ひび割れの挙動、ひび
    割れの巾ごとに選定します。
鉄筋爆裂補修
  • 雨水・炭酸ガスの侵入により、コンクリート内部の鉄筋が腐食・膨張し、
    周辺コンクリートを破壊するため、緊急な対策が必要です。
  • 処理方法は、周辺コンクリートの撤去、鉄筋の防錆処理、モルタル充填等
浮き補修
  • 外壁コンクリートに施工されたモルタルや磁器タイルは、経年劣化、挙動、雨水の侵入により、
    浮きが生じ、脱落する危険性があります。
  • 処理方法は、浮き部の撤去・モルタル充填・貼り直し等

③下地処理工事(ひび割れ処理状況)

樹脂注入(座金取付)
樹脂注入(注入)
TNC工法(YGテープ)
TNC工法(YGコート)
Uカットシール工法
Uカットシール工法

③下地処理工事(爆裂・欠損補修状況)

ハツリ
ハツリ
防錆処理
防錆処理
モルタル充填
モルタル充填

③下地処理工事(タイル浮き補修状況)

浮きタイルハツリ
浮きタイルハツリ
プライマー塗付
モルタル充填
モルタル仕上塗り
モルタル仕上塗り
4.シーリング工事

④シーリング工事

開口部シーリング打替え
  • 開口部のシーリング材は、最も劣化し易い部位です。シーリングの破断個所からの雨水の侵入により、
    建物の劣化を早めるため、定期的なメンテナンスが必要です。
  • 使用材料は、変性シリコンが一般的です。
打ち継ぎ部シーリング打替え
  • 各階、コンクリート打ち継ぎの水平目地には、ウレタン系シーリング材が充填されています。
    経年劣化で、防水性能が低下するため、同様にメンテナンスが必要です。
その他、他部材取り合い
  • コンクリートと金属など異種部材が取り合う箇所は、素材の伸び率が異なるため、
    端部の止水処理と合わせて、シーリング材による防水処理が必要です。
    他部位と同様、定期的な点検とメンテナンスが必要です。

④シーリング工事(打ち替え状況)

開口部シール撤去
プライマー塗付
シーリング打設
打継部シール撤去
プライマー塗付
シーリング打設
5.塗装工事

⑤塗装工事

開口部シーリング打替え
  • 塗装改修の目的は、外的要因からの建物保護、美観の工場、高耐久・低汚染性などの機能付与です。
  • 既存塗膜の付着性が良好なため、弾性フィラーによる塗重ね工法を選定。省力化・防水性向上!
  • 上塗材は、水性シリコン樹脂で、最も耐久性の高いエスケープレミアムシリコン!
  • before
    after

⑤塗装工事(エスケープレミアムシリコン塗装状)

高圧洗浄
下塗材塗付
補修部戻し吹き
エスケー
弾性プレミアムフィラー塗付
エスケー
プレミアムシリコン1回目
エスケー
プレミアムシリコン2回目
5-1.塗装工事

⑤塗装工事

石目調塗装工事(グラニクイーンローラー)
  • 意匠性向上のため、エントランス部周辺を石材調塗装で施工
  • 本石に似た意匠で高級感UP!
  • ローラー施工タイプのため、作業性良好!
  • before
    after

⑤外壁塗装工事(グラニクイーンローラー塗装状)

シーラー塗付
下塗材塗付
グラニクイーンローラー
1回目
グラニクイーンローラー
2回目
クリヤー1回目
クリヤー2回目
5-2.鉄部塗装工事

⑤鉄部塗装工事

鉄部塗装工事(クリーンマイルドシリコン)
  • 鉄骨、鋼製建具、板金屋根などは、発錆により劣化します。
    防錆性の向上および保護層のメンテナンスが必要です。
  • before
    after

⑤鉄部塗装工事(クリーンマイルドシリコン塗装)

鉄骨部 ケレン
錆止め塗布
上塗材塗付
鋼板部 ケレン
錆止め塗布
上塗材塗付
6.シート建材貼り工事

⑥シート建材貼り工事

グラニピエーレ 磁器タイル改修工法
  • 磁器タイルは、半永久的な素材ですが、貼付け材料、目地材は経年で劣化し、磁器タイルの脱落を
    引き起こします。現在、磁器タイル・石貼り・モルタルは、定期的な点検と補修の義務が生じます。
  • シート建材は、塗料が原材料のたえ、軽量で安全です。
  • 磁器タイルの上から貼ることで、脱落防止のほか、本石調への意匠変更で資産価値UP!
  • before
    after

⑥シート建材貼り工事(グラニピエーレ施工状

磁器タイル下地処理
専用シーラー塗付
接着剤塗布
シート貼り付け
目地処理
出隅コーナー処理
7.防水工事

⑦防水工事

防水工事 屋上押えコンクリート面改修(SPT-200工法)
  • 屋上押えコンクリート面の改修。膨れ防止のため、通気緩衝工法を選定。
  • 工期短縮のため、超速硬化ウレタンで施工
防水工事 アスファルト防水面改修(G-OR-S工法)
  • 屋上押えアスファルト防水面の改修。密着工法を選定。
  • 工期短縮のため、超速硬化ウレタンで施工
  • before
    after

⑦防水工事(SPTー200工法施工状況①)

高圧洗浄
伸縮目地撤去
目地充填
下地処理
ボンド塗付
シート敷布

⑦防水工事(SPTー200工法施工状況②)

ジョイントテープ貼付
シート転圧
ドレン補修
脱気筒取付
防水剤吹付け
上塗材塗付

⑦防水工事(G–0R–S工法施工状況)

高圧洗浄
下地補修
ドレン廻り補修
ウレタン防水吹付
上塗材塗付
上塗材塗付

⑦防水工事(金物脱着状況)

ボンデ鋼板撤去
アルミ笠木撤去
腰水切り撤去
ボンデ鋼板新設
アルミ笠木再取付
腰水きり再取付