URS・URS FIT 屋根断熱・防水・改修

断熱・防水・施工性を一体化した
新しい屋根システム

断熱サンドイッチパネル+
スプレーウレタン防水による
ユニークルーフシステム

ユニークルーフシステム(URS)は、優れた断熱性能を持つサンドイッチパネルと、
継ぎ目のない防水層を形成するスプレーウレタン防水を組み合わせた屋根工法です。

建物の用途と屋根の状態に合わせて、
新築・大規模建築向けの「URS」と、
既存金属屋根の改修向けの「URS FIT」をご提案します。

Simple:少ない工程と材料構成、シンプルなディテール
Safety:高い防水性・気密性・断熱性
Sustain:日常の維持管理と将来の更新に配慮

建物に合わせて選べる2つの屋根工法

URS新築・大規模建築向け

断熱サンドイッチパネルとスプレーウレタン防水を組み合わせ、
断熱性と防水性を一体化した屋根システムです。

工場・倉庫・体育館など、大規模建築物の新築屋根に適しています。

URS FIT既存金属屋根の改修向け

既存の金属屋根を活かしながら、その形状に合わせて加工した断熱材と
スプレーウレタン防水を施工する屋根改修システムです。

屋根の断熱性・防水性を高め、既存建物の長寿命化を図ります。

URS(ユニークルーフシステム)の仕組みと基本構造

URSは、断熱サンドイッチパネルとスプレーウレタン防水を組み合わせた、 鉄骨造・陸屋根の新築・大規模建築向け屋根工法です。

乾式パネル下地の上に、継ぎ目のないウレタン防水層を形成することで、 断熱性・防水性・気密性を備えた屋根を構築します。

URSの施工層と屋根構成部材を示した基本構造図
URS基本構造図 ①〜④は施工層、A〜Dは屋根の構成部材を示しています。
施工層

URSを形成する4つの施工層

ルーフパネルU
断熱性能を備えた専用のサンドイッチパネル。URSの屋根下地を形成します。
プライマーU
ルーフパネルとウレタン防水層の密着性を高める専用下塗り材です。
スプレーウレタンU-1
継ぎ目のない防水層を形成し、屋根全体を雨水から保護します。
トップコートU
紫外線や風雨からウレタン防水層を保護する表面仕上げ材です。
構造部材

URSの屋根を支える構成部材

A 母屋
屋根を支える建物側の構造部材です。
B 補強プレート
取付部分を補強し、屋根構造を安定させます。
C 取付金具
ルーフパネルを屋根構造へ確実に固定します。
D 防水気密テープ
接合部分からの雨水や空気の侵入を防ぎ、防水性と気密性を確保します。

鉄骨造・陸屋根の大規模建築に適した屋根工法

乾式パネル下地によって工程と材料構成をシンプルにし、省力化と工期短縮を図ります。 建物の構造や屋根勾配などの適用条件を確認し、建物ごとに適切な仕様を検討します。

URSを支える断熱サンドイッチパネル「ルーフパネルU」

ルーフパネルUは、URS(ユニークルーフシステム)の屋根下地を形成する 断熱サンドイッチパネルです。軽量な芯材を鋼板で挟み込んだパネルを専用金具で母屋へ固定し、 その上にプライマーU、スプレーウレタンU-1、トップコートUを施工します。

ルーフパネルUの嵌合形状と専用金具による母屋への固定方法
ルーフパネルUの断面と固定方法 特殊な嵌合形状と専用金具により、パネルを母屋へ固定します。
POINT 1

留付材が収まる特殊な嵌合形状

ねじ頭が露出しない嵌合形状を採用し、金属部を通じて熱が伝わる ヒートブリッジへの対策にも配慮しています。

POINT 2

専用金具による高い留付け精度

ねじの留付け位置を明確にし、必要な固定面積を確保する専用金具を使用します。

POINT 3

高靱性ねじ2本留めによる安全性

折れにくく粘り強い高靱性ねじを採用し、専用金具1箇所あたり2本留めを標準としています。

SPECIFICATIONS

ルーフパネルUの仕様

厚み50mm・100mm・150mm
長さ2m〜5m(受注生産・オーダーカット)
1,055mm
働き幅1,000mm
表面材ポリエステル樹脂塗装鋼板(0.5mm)
芯材ポリイソシアヌレートフォーム
熱伝導率0.019W/(m・K)
重量11.5kg/m²(厚み50mm)

※ルーフパネルUは、厚み50mm・100mm・150mmを販売しています。 採用時は、建物の用途や設計条件に応じて適切な仕様を選定します。

LOAD & PURLIN SPACING

荷重に対する母屋間隔

ルーフパネルU-50の荷重に対する母屋間隔を示すグラフ
ルーフパネルU-50のパネル強度・たわみと母屋間隔の関係

グラフは、荷重条件に応じた母屋間隔を検討するための資料です。 耐火構造の場合、母屋間隔は1,000mm以下とされています。 実際の設計・採用にあたっては、建物条件と最新の技術資料に基づく確認が必要です。

屋根30分耐火認定 ルーフパネルU-50・U-100・U-150:屋根30分耐火認定取得

既存屋根を活かすURS FITの仕組み

URS FITは、既存の金属屋根を撤去せず、屋根形状に合わせて加工した断熱材を施工し、 その上を超速硬化スプレーウレタン防水とトップコートで継ぎ目なく一体化する屋根改修工法です。

断熱材、スプレーウレタンU-1、トップコートUで構成されるURS FITの基本構造
URS FITの基本構造
1

押出法ポリスチレンフォーム断熱材

既存屋根の形状に合わせて加工し、屋根へ断熱性能を付加します。

2

スプレーウレタンU-1

複雑な形状にも追従し、継ぎ目のない高強度の防水層を形成します。

3

トップコートU

ウレタン防水層を紫外線や風雨から保護し、遮熱性を付加します。

MATERIALS & SPECIFICATIONS

URS FITを構成する主要材料

URS FITに使用する断熱材、スプレーウレタンU-1、トップコートU
URS FITに使用する主要材料

断熱材

種類
押出法ポリスチレンフォーム断熱材・3種bA相当
規格
JIS A 9521 建築用断熱材
熱伝導率
0.028W/(m・K)以下
厚さ
50mm・75mm・100mm

防水材・仕上げ材

防水材
スプレーウレタンU-1(JIS A 6021・ウレタンゴム系高強度形)
標準使用量
スプレーウレタンU-1:2.0kg/m²
仕上げ材
トップコートU(艶消し仕上げ)
標準使用量
トップコートU:0.2kg/m²
MEASURED PERFORMANCE

実測データで見る断熱効果

東京都内の倉庫(約320m²)で、施工前後の屋根温度を測定。 施工前の屋根表面温度62℃に対し、施工後の屋根裏面温度は37℃となり、25℃の温度差が確認されました。

62℃37℃ 測定日:2025年9月6日・7日 ※測定値は対象建物と測定時の条件によるものです。
東京都内の倉庫で測定したURS FIT施工前後の温度比較とグラフ
URS FIT施工前後の温度比較
APPLICABLE ROOF TYPES

さまざまな既存金属屋根に対応

屋根形状に合わせて断熱材を加工するため、代表的な4種類の金属屋根に対応できます。 建物の状態を確認したうえで、適切な納まりと仕様をご提案します。

縦ハゼ葺き屋根へのURS FIT施工例
縦ハゼ葺き屋根
瓦棒葺き屋根へのURS FIT施工例
瓦棒葺き屋根
ハゼ式折板屋根へのURS FIT施工例
折板屋根/ハゼ式
重ね式折板屋根へのURS FIT施工例
折板屋根/重ね式

URS FIT工法がもたらす屋根改修のメリット

屋根を壊さず、建物の性能を高める

URS FIT工法は、既存屋根を活用しながら、断熱性と防水性を備えた 新しい屋根を形成する改修工法です。 建物を使用しながら施工しやすく、撤去材や廃材の発生も抑えられます。

THERMOGRAPHY

サーモグラフィーで見る、
熱の伝わり方の違い

体育館の室内側から、URS FIT施工済み部分と未施工部分を 同時にサーモグラフィーで撮影しました。

施工済み部分は低温を示す紫色から青色、 未施工部分は高温を示す黄色から橙色で表示されており、 屋根から室内側へ伝わる熱の違いを視覚的に確認できます。

URS FIT施工済み面では、未施工面と比較して、 室内側への熱の伝わりが抑えられていることが確認できます。

体育館内部から撮影したURS FIT施工済み面と未施工面のサーモグラフィー比較
体育館内部から撮影したサーモグラフィー画像 撮影日時:2026年6月22日 14時04分

※画像の色は、撮影時点における表面温度の分布を示しています。 測定結果は、天候、外気温、日射、撮影位置、測定対象の材質などによって異なります。

URS FIT ADVANTAGES

既存屋根を活用する5つのメリット

01

INSULATION

断熱性能の向上

断熱性能を備えたルーフパネルによって、 屋根から室内側へ伝わる外気温や日射熱の影響を軽減します。

02

NON-REMOVAL

既存屋根を撤去せずに改修

既存屋根を活用して新しい屋根を形成するため、 屋根全体の撤去作業と廃材の発生を抑えられます。

03

CONTINUOUS USE

建物を使用しながら施工しやすい

屋根上から施工を進めるため、工場、倉庫、体育館などの 建物内部への影響を抑えながら改修できます。

04

SEAMLESS WATERPROOFING

継ぎ目のない防水層を形成

スプレーウレタンによって屋根全体を連続して覆い、 複雑な形状にも継ぎ目のない防水層を形成します。

05

REDUCED IMPACT

改修工事の負担を軽減

撤去、搬出などの工程を抑えることで、 工事期間中の建物運用や周辺環境への負担軽減につながります。

建物の状態に合わせた改修計画をご提案します

既存屋根の形状や劣化状況、建物の使用条件を調査し、 それぞれの建物に適した施工方法を検討します。

URS FIT工法の施工工程

既存屋根を活かしながら、新しい屋根性能を形成

既存屋根の状態を確認し、洗浄・下地処理を行ったうえで、 断熱ルーフパネルとスプレーウレタンによる防水層を施工します。 実際の施工写真に沿って、完成までの流れをご紹介します。

URS FIT工法施工前の既存金属屋根 BEFORE
01

施工前

既存屋根の劣化状況や錆の発生箇所などを確認します。

URS FIT工法施工後の屋根 AFTER
10

完成

断熱性と防水性を備えた、新しい屋根面が完成します。

STEP BY STEP

施工の流れ

屋根の状態や形状に応じて、適切な施工方法を選定します。

既存屋根の高圧洗浄作業
02

高圧洗浄

高圧洗浄によって、既存屋根表面の汚れや付着物を除去し、 下地の状態を確認できるようにします。

既存屋根の錆部分を機械研磨している作業
03

錆部分研磨

錆や脆弱な塗膜を機械研磨によって除去し、 防錆処理に適した下地を整えます。

04

錆止め塗布

研磨した錆発生箇所に錆止めを塗布し、 腐食の進行を抑えるための防錆処理を行います。

※本工程の施工写真はありません。
断熱ルーフパネルへのボンド塗布作業
05

ボンド塗布

既存屋根と断熱ルーフパネルを一体化させるため、 パネルの形状に沿って接着剤を塗布します。

断熱ルーフパネル接合部へのジョイントテープ貼り付け作業
07

ジョイントテープ貼り付け

パネル同士の接合部をジョイントテープで処理し、 次の防水工程に適した連続した下地を形成します。

ウレタン防水層へのトップコート塗布作業
09

トップコート塗布

ウレタン防水層を保護するトップコートを塗布し、 屋根面全体を均一に仕上げます。

掲載している工程は代表的な施工例です。 実際の施工内容は、既存屋根の材質、形状、劣化状況などによって異なります。